ハウツー

ピボットテーブルを活用しよう

「Excel」で複雑なデータをすばやく処理する方法。

「Microsoft Excel」をうまく使いこなすための機能を紹介します。その他の機能の説明は下記をご覧ください。

「Microsoft Excel」に搭載された「ピボットテーブル」を使えば、同じデータセットをすばやく、異なる視点から検証できます。複雑な数式を組んだり、データの出力形式を変更したりしなくても、様々な疑問に答えてくれる強力なツールです。

まずは宅配ドライバーの毎日の走行距離をまとめた、次の表をご覧ください。

数式を組んでSusanが走行した距離や、走行距離が最長の地区(Region)を割り出すこともできるでしょう。しかしピボットテーブルを使えば、もっと手軽に両方の問いに答えられる上に、より複雑な分析が可能になります。以下でその手順を見てみましょう。

ピボットテーブルをワンクリックで作成

ピボットテーブルを作成するにはデータが表形式になっている必要があります。表に空の行や列があってはいけません。元データの表を選択し、「挿入」タブで「おすすめピボットテーブル」をクリックします。すると「Excel」が新しいシート上に意味のあるレイアウトを自動的に作成します。

テーブルを見れば走行距離が最長なのがWest地区なことが一目でわかります。

しかし、Susanの走行距離を知りたい場合はどうすればよいでしょうか? ここからがピボットテーブルの本領発揮です。

ピボットテーブルのセルを選ぶと、画面右手に「フィールド名」のリストや、「フィルター」「列」「行」「値」という名称のついたボックスで構成されるウインドウが開きます。

「フィールド名」のリストで「Driver」にチェックを入れると、ピボットテーブル内にドライバー名が表示されます。続いて画面右の「行」ボックス内で、「Driver」を「Date」の上へドラッグすると、各行で日付より先にドライバー名が来るようになります。

更新されたピボットテーブルを見れば最も走行距離数が多いWest地区とSusanのトータルの走行距離、231マイルの両方がわかります。テーブルをより読みやすくするには「フィールド名」リストの「Date」のチェックを外しましょう。

上で紹介したのはとても簡単な例ですが、それでもピボットテーブルの実力は明らかでしょう。

ピボットテーブルが元のデータを変更してしまうことはないので、失敗は気にせずにいろいろなことを試してみましょう。元の集計表にデータを追加した場合は、「ビボットテーブル分析」リボンでテーブルを更新すればすぐに反映されます。

スライサーでデータを処理

ピボットテーブルに表示させるデータをすばやく変更するには「スライサー」が便利です。

ピボットテーブルのセルを選んだあと、「挿入」リボンから「スライサー」をクリックすると、現在有効になっているフィールド名のリストが表示されます。

リストからフィールド名を選んでチェックすると、各フィールドに対して「スライサー」と呼ばれるウインドウが表示され、一度のクリックで特定のデータにアクセスできるようになります。例えば「Region」のスライサーを表示して地区名をクリックすると、以下のようにその地区と関連するデータが表示されます。

ピボットテーブルとスライサーを使えば、どんなに複雑なデータでもすばやく分析できます。

ピボットテーブルについてさらに詳しく知りたい方は、「Excel」アプリケーション内のヘルプか、オンラインのガイドを参照しましょう。